府中宿 エリア家康公の寵愛を受けた西郷の局(於愛の方)が眠る地 宝台院

家康公が信仰した浄土宗の寺院で、駿府における徳川家の菩提寺です。ここには家康公の側室、西郷の局のお墓があります。
西郷の局は、家康公の側室で二代目将軍秀忠の生母。徳川家が、三河、遠江、駿河、甲斐、信濃を治める五カ国大名時代に、家康公とともに駿府で暮らしました。そして、1589年に38歳という短い生涯を終えました。

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宝台院の開創は1507年。「金米山龍泉寺」と命名されました。秀忠公によって、西郷の局没後39年に大法要が営まれ、従一位宝台院殿の号を賜ると、寺の名も金米山宝台院龍泉寺と改め、江戸増上寺と並び、駿府における徳川家の菩提寺となりました。本堂に安置されているご本尊は、家康公が戦の陣に携えた守り本尊で、白本尊と呼ばれる阿弥陀如来立像です。

本堂のご本尊の脇には、家康公が旗印にした浄土宗の教え「厭離穢土 欣求浄土」が掲げられています。ご本尊の阿弥陀如来立像は、国の重要文化財。数々の戦の陣で家康公を見守ってきました。

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3階は宝物室になっています。家康公の自画像や太刀、直筆の書をはじめ、徳川家ゆかりの宝物が展示されています。徳川家との深いつながりがうかがえます。
※宝物室の内部の撮影は禁止されています。取材時は許可を得て撮影しました。

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