慶長元年(1597年)創業のとろろ汁の丁子屋は、浮世絵の世界から飛び出してきたかのような、茅葺屋根の佇まいが特徴です。家康公も好んだと言われる「とろろ」。丸子周辺では良質な自然薯が採れたため名物となり、峠越えの旅人から精がつくと喜ばれました。また、丸子宿と岡部宿の間にある宇津ノ谷地区は、街道を往来する旅人たちが峠越え前後に休憩した地。現在でも歴史的な街並みが保存されています。