東海道48番目の宿場町。東の箱根と並び称された東海道の旅の難所・鈴鹿峠の麓、河原谷橋から岩屋観音まで約1kmの範囲が坂下宿です。鈴鹿馬子唄にも「坂の下では大竹小竹 宿がとりたや小竹屋に」(「坂下宿の本陣、大竹屋に泊まるのは無理だが、せめて脇本陣の小竹屋に泊まってみたい」という意味)と唄われたように、当時は大きな旅籠が軒を並べ、本陣の数も多く街道一の賑わいを見せていました。